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独立・起業コラム

Column

SEから独立・起業をお考えの方へ

多くの人々にとって、起業家の道に進むか、フリーランスの道に進むかという選択は悩ましい問題だ。
しかし最終的には、作業を完遂し、ビジョンを創出し、自らの夢を大きく広げていくためのアプローチが、正しい選択のための鍵となるはず。

ひとりで働きたいと思う案件を選ぶのは当たり前のことだ。 上司の下でいつまでも作業したいとは思わないだろうし、9時から5時までの決められた仕事は嫌だとも思うだろう。
また、自らの想像力を封印し、ただ指示に従いながら他の人のための作業をこなしていくという、自身に足かせをはめるような仕事もや案件は避けたいはずです。

多くの人々は、起業家とフリーランスの違いをちゃんと理解していない。両者とも独立しており、人の下につくよりも自らのために働くのを良しとしている。
ただし、作業を単独で遂行する場合もあるものの、他の人々と協力したり、人材を調達したりして作業を完遂させる場合も多い。

このような観点から見ると、両者の違いが非常に曖昧になるケースもある。
起業家もフリーランスも、目指す目標が何であれ、それに向かって進んでいくには、旺盛な独立心をもって自ら作業や案件をこなしていくことになる。

独立とは

実際には「自営業」や「フリーランス」「起業家」「事業主」といった言葉は、いわゆる普通の環境で仕事をしないと決めた人々にとって、自立したライフスタイルの創出に注力しているという意味しか持っていない。
フリーランスと起業家の持つ特定の側面に目を向けたうえで、あなたがどちらのタイプなのか、またどちらのキャリアパスを選択すべきかという判断の助けとなると思います。

フリーランスとは

一般的に特定の作業やプロジェクトにかかる時間に基づいて報酬を決め、その作業の完遂をもって報酬を得る人のことである。
ただ、SaaS関連のプロジェクトなどに対する大多数のアプローチを見た場合、こうした線引きは当然ながら曖昧なものとなる。
一方、起業家は通常の場合、手元の作業やプロジェクトに注力するだけでなく、それよりも巨視的な視点から導き出せる価値の創出に関心を寄せている。
要するに、最終的な成長と拡張性が起業家を突き動かす力になっていると考えられる。

手元の作業よりも大きいものを創出する

フリーランスは、真に質の高い仕事を提供しようとすることで高額な案件を得ることができる。
こういった仕事を示していくなかで、顧客の増加と、成長に向けた種をまき、安定した収入と、言うなれば上司を持たない長期的な案件を目指すのである。
一方、起業家はたいていの場合、何かを創造したり作り上げたりすることに注力するものの、そういった作業のなかで、すべてをゼロから創造し、成果物を築き上げ、後に残るものを生み出していく。

フリーランスが何かを作り上げ、他者にとっての大きな価値を生み出せる一方、起業家は何かを作り上げた後で、最終的にそれを売却してしまうものの、そういったものを作り上げるプロセスは単なる特定のプロジェクトというだけでなく、多くの人々にとっての夢を紡ぎ出しているのだ。

多くの場合、フリーランスは自らの顧客ほとんどに対して、常に質の高い作業を提供し高額の案件を請け続けようとしている。
このため、スケーラビリティと拡張性が二の次となる場合もしばしばある。結局のところ、フリーランスにとって重要なのは、自らのスキルセットを常に磨いていくという機会の獲得であり、彼らが注力するスケーラビリティとは自らのスキルセットとポートフォリオを拡大するものだけなのだ。
そして起業家にとってのスケーラビリティとは、リソースや規模、そしてもちろん売り上げによって夢とビジョンを常に作り出して成長させていくことなのだ。
これは統制権を失い、他者に利する行為ともなるが、自らが手がけたそれぞれの、そしてすべての作業に煩わされずに、より大きな成長機会をもたらすのである。

つまり、フリーランスになって、自由な精神でさまざまな顧客のために質の高い作業を日々こなしていきたいのか、それとも自らのものを作り出す一方で自身の好む独立したライフスタイルを送っていきたいのかをじっくり考える必要がある。

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