ITコンサルタントになるためのキャリアパスと成功するための秘訣

 

ITコンサルタントとしての活躍を考えている方には、どうしたらITコンサルタントになれるのか、システムエンジニアやシステムアーキテクトとの違いなど、疑問を持たれている方も多くいらっしゃると思います。本記事では、ITコンサルタントの役割やポジションの紹介、ITコンサルタントになるためのキャリアパスと成功するための秘訣をご紹介させて頂きます。

 

 

目次

    1.   
    2. ITコンサルタントの役割とは
    3. ITコンサルタントのポジション紹介
    4. ITコンサルタントのキャリアパスの描き方
    5. まとめ

 

 

 

ITコンサルタントの役割とは

ITコンサルタントの役割は、企業の経営課題に対して、ITを活用し解決策を提示することです。ここ十数年で目まぐるしくIT技術は進化しており、企業の経営や業務にはIT技術が無いと成り立たない時代になってきております。それに伴いITの重要性は年々高くなってきており、ITを活用した組織改編、事業変革、業務改善などのコンサルティング業務が非常に多くなっております。

端的に言うと、IT関連全般におけるアドバイザリー業務、システム導入支援を行い、クライアント企業の課題や問題を解決するのが、ITコンサルタントの役割と言えます。 クライアントの抱えている課題ヒアリング、調査、問題の原因分析、解決施策の提案、さらにはシステム導入、改善まで行い、一気通貫でコンサルティングサービスを提供することが出来、結果としてクライアント企業の業務改善および売上・利益の増加に繋がれば、クライアント企業からの評価を得ることが出来ると考えられます。

 

 

 

ITコンサルタントのポジション紹介

ITコンサルタントと一口に言っても、業務内容は幅広く、様々なポジションがあります。どのポジションにおいても非常に重要な業務となります。フェーズによっては、クライアント企業の業務部門とやり取りをすることが多くなるポジションと、開発メンバーやベンダーとのやり取りが多くなるポジションがあります。 いくつかポジションの例を挙げますので、ご自身がどのポジションが活躍できそうかイメージしてみてください。

 

IT戦略コンサルタント

IT戦略策定や、IT組織もしくはチームの立ち上げ、ITデューデリジェンスなどのIT企画や戦略を担うコンサルタントです。

 

IT PM/PMO

CRMやSCMなどのシステム導入支援、ERP導入支援、システムのスクラッチ開発プロジェクトをマネジメントおよび推進を担うコンサルタントです。

 

デジタルコンサルタント

Webマーケティング、デジタルマーケティング、ビッグデータ解析、またモバイルなどを活用した業務改善提案などをするコンサルタントです。

 

ITインフラコンサルタント

OSやサーバー、データベース、開発基盤に関するアドバイザリー業務の他、セキュリティ対策やリスク管理などについても言及しつつ、アドバイスをしていくコンサルタントです。

 

 

ITコンサルタントのキャリアパスの描き方

ITコンサルタントになるためのキャリアパスとして必要不可欠な経験は、大きく二つあります。

 

システムエンジニアとしての業務経験

アプリケーション開発のシステムエンジニアとして設計からテスト、運用までの業務経験をしているのであれば、上流工程の要件定義フェーズや、業務課題抽出および分析を経験しておく必要があると言えるでしょう。

要件定義と言っても、機能要件、非機能要件、システム要件、業務要件など多岐にわたるため、要件定義フェーズの経験がない方は、まずは少しずつでも経験を積んでいくことでITコンサルタントへの階段をあがることが出来ると思います。 インフラ関連のシステムエンジニアとして業務をされている方は、サーバー設計構築や、クラウドの設計構築のみに偏った経験ではなく、DB関連の経験や、セキュリティ周りの経験も意識して、満遍なく経験を積んでおくと良いでしょう。

なお、アプリケーション開発のシステムエンジニア同様に、上流工程の経験は必要不可欠です。これらの経験を積むことで、インフラ周りについては隙の無いITコンサルタントになることができると思います。

 

クライアントサイドでの業務経験

開発ベンダーの一員として業務従事することも重要ですが、クライアントサイドに立つことで、クライアント企業目線で仕事ができるようになります。クライアントが考えていること、意向などを汲み取り業務にあたることが出来ると思います。 システムエンジニアとしての経験があることで、クライアントの要望を叶えられる事、難しい事もはっきり伝えることが出来ますし、クライアントサイドでの業務をすることで、現在のクライアントの状況を把握し、どうしたら実現可能か、などの提案もできるようになります。今後ITコンサルタントとして活躍していくためには、こちらの二点を意識してキャリアを積んで頂ければと思います。

 

 

 

まとめ

ITコンサルタントとはいっても、様々なポジションおよび分野があり、これまでの経験を活かして方向性を考え、活躍ができると思います。現時点で経験していることに加え、まだ足りないことがあればそこを補いつつ、ITコンサルタントへのキャリアアップをして頂ければと思います。まずは、「上流工程」「クライアントサイド」の二つを意識して経験を積んでみてください。

 

 

 

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