フリーコンサルとして活躍した男性が語る、正社員へのキャリアの道


●プロフィール

名前/年齢/性別: DM/36歳/男性

職業:PMO・BPRコンサルタント

経歴:広告代理店~フリーランスコンサルタント~ライフケアソリューション企業 取締役

フリーランス歴:約4年間

 

これからコンサルタントとしてフリーランスを検討している方にとって、「正社員に戻ることはできるのか」という点は、多くの方が気にするポイントでしょう。

今回ご紹介するのは、BTCエージェントでフリーランスコンサルタントとしてデビューし、その後、正社員として新たなキャリアを築いたDM氏の事例です。この記事をお読みいただくことで、フリーランスになることへの勇気が湧いてくるはずです。ぜひご一読ください。

 

なぜフリーランスコンサルタントを選んだのか


私が最初にフリーランスの道を選んだのは、銀座に事務所を構え、友人と一緒に仕事をしていた時期です。当時、様々なビジネスに挑戦していましたが、結果が思うように出ず、他メンバーの生活もあるため、資金繰りを目的にフリーランスコンサルタントの選択肢を選びました。そこでBTCエージェントを知り、フリーランスコンサルタントとしての一歩を踏み出したのは、今振り返っても大きな決断だったと思います。

BTCエージェントとの出会いと初期の挑戦

BTCエージェントとの出会いは今から7年前(2017年12月)上野のハードロックカフェで、KSさん(当時のBTC担当)と登録面談をした時です。コーラ一杯で4時間も話し込んだことは今でも印象に残っています。そのとき、私のキャリアや今後の方向性について深く話し合い、フリーランスとしてどう成長していけるかを一緒に考えてもらいました。当時はまだBTCエージェントさんはフリーランスエンジニアの案件が多かったものの、KSさんは私のようなコンサルタントのスキルをどう活かせるかを考え、最適な案件を探してくれました。

フリーランスコンサルタントとしての成長

フリーランス時代は、多くのプロジェクトに参加し、その中で幅広い経験を積むことができました。特に、システム導入や業務改善を通じて、企業のビジネスプロセスをより効率的にするプロジェクトに参加したことは、私のキャリアにとって大きな財産です。最初に勤怠管理のプロジェクトに参加し、2つのシステムを導入する大規模な案件に取り組んだことが印象に残っています。これを通じて、ITの知識とコンサルタントとしてのスキルを同時に磨くことができました。

また、さまざまなクライアントと仕事をする中で、フリーランスならではのスピード感や柔軟な対応力を身につけることができ、プロジェクトを成功に導くことに貢献しました。その結果、案件ごとに単価も上がり、自分のスキルが評価される喜びを感じることができました。

 

 

ライフケア×地方創生をテーマに再就職を決断


フリーランスとしての仕事にやりがいを感じつつも、家族ができ、生活の中で新しい価値観が生まれたことで、正社員として働く選択肢を考えるようになりました。特に、ライフケア(保育・介護)関連の仕事に関心を持つようになり、人の生活や働き方に直接影響を与える仕事をしたいと強く思うようになりました。地方創生や子育て支援の分野で自分の経験を活かし、もっと広い視野で社会に貢献できるのではないかと考えたことが、再就職の大きな理由です。

 

保育事業への挑戦と変化

現在、私は約600名の従業員を抱える静岡の企業で、ライフケア事業の一環として主に保育園の運営に携わっています。最初は保育園の事務職からスタートしましたが、現場の業務改善に積極的に取り組む中で、次第に責任のあるポジションを任されるようになりました。これまでの経験を活かし、現場の無駄を削減し、スタッフが働きやすい環境を整えることで、先生方や社内の信頼を得ることができました。

保育園の数を増やす一方で、福祉事業の拡大にも取り組み、保育士の離職問題を含む現場の課題解決に全力を注いでいます。現在は取締役として、保育事業全体を監督しながら、現場を率いています。

フリーランスの経験と今後のキャリア

フリーランス時代に培った様々な現場でのプロジェクト管理のスキルや、クライアントとのコミュニケーション能力は、今の仕事においても非常に役立っています。
特に、システム導入や業務改善の経験が、保育園の運営において大きな成果を生んでいます。フリーランス時代に学んだ「自ら進んで改善点を見つけ、提案し、実行する力」が、現場での信頼を築く大きな要因となりました。

フリーランスとして働いた経験は、今後のキャリアにおいても大きな影響を与えると感じています。フリーランス時代に培った「柔軟性」や「自己成長の意欲」が、今の仕事でも発揮されていると実感しています。また、様々な業界での経験が、異なる視点から課題を解決する力を養いました。これらの経験を基に、今後もさらに成長し続けたいと思っています。

これからの展望

今後の展望として、まずは地方創生への取り組みを通じて、地域社会に貢献していきたいと考えています。特に、静岡市の人口流出を防ぐための活動に積極的に関わりたいという目標があります。また、会社に私がいなくても回るような体制を作り、持続可能な事業運営を目指していきたいと考えています。自分のキャリアだけでなく、周囲の人々や地域全体に良い影響を与えることが、今後の大きな目標です。

 

これからフリーランスを目指す方へのメッセージ


最後に、フリーランスを目指す皆さんに向けてアドバイスです。フリーランスとして成功するためには、クライアントに確実に価値を提供することが何よりも重要です。現場で不満を見つけるのではなく、「この人に出会えてよかった」「こんなスキルが身についた」と前向きに捉え、目の前にある成長のチャンスを逃さないことも大切です。

単に業務をこなすだけでなく、自分のスキルや経験を活かし、クライアントにとって不可欠な存在になることが、成功への近道です。皆さんの挑戦が実り多いものになるよう、心から応援しています。

 

編集後記:BTCより

今回のインタビューを通じて、DM氏がフリーランスから正社員としてキャリアを築き、今では保育事業や地方創生に深く関わるまでの軌跡を振り返りました。彼のキャリアは、一見すると大きな転身のように見えますが、その根底に流れる「人に寄り添う姿勢」や「社会への貢献」という軸は一貫しており、非常に感銘を受けました。
フリーランス時代に培ったスキルや経験を活かし、現在の職場でも業務改善や人材育成に力を入れ、チーム全体を率いている姿は、まさに彼がこれまでのキャリアを通じて築いてきた成果の表れです。DM氏のように、フリーランスという選択肢を経てさらに広がるキャリアの可能性は、多くの人にとってインスピレーションとなるのではないでしょうか。

彼の話の中で何度も出てきた「人を活かす仕事」というフレーズがとても印象的でした。ビジネスの成果以上に、周囲の人々の生活や働き方を改善し、より良い環境を作ることに喜びを見出す姿は、彼が今後も成長し続ける姿を確信させてくれます。

これからフリーランスを目指す方、または現在フリーランスとして活躍している方にとって、DM氏の経験は大きな指針となるでしょう。どんなキャリアの道を選んでも、常に成長し、社会に価値を提供し続ける姿勢が大切だと感じたインタビューでした。

執筆者:K.S

K.S

BTC Agent Mgrとして、顧客インダストリー別の課題を特定し、PJ最大化のための法人戦略を企画から実施まで牽引。企業・人材両面の顧客ロイヤリティの向上、継続的な関係構築をベースとしたコミュニケーションを心掛けている。

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