30歳目前で独立! ITアーキテクトとして活躍する45歳男性
●プロフィール
名前/年齢/性別: MH/45歳/男性
職業:ITアーキテクト・ITコンサルタント・PMO
経歴:日立系SIer~中堅ソフトウェア会社~独立
フリーランス歴:約15年
中堅ソフトウェア会社でより高度なエンジニアリングを身に着けフリーランスへ転身したMHさん。
ITアーキテクトとして、フリーランス歴15年を経験しているMHさんのライフスタイルとキャリアについて伺った。
フルリモートで業務しながら、プライベートと両立する
ご出身やご家族について伺わせてください。
生まれは東京ですが、育ちは茨城県つくばになります。年齢がそのまま茨城歴になるほど、茨城県に根付いちゃっています。今は、同じく茨城の西の方に家を購入して、3人の子供と5人家族で暮らしています。
いまはフルリモートでプライベートと両立されていますよね。
はい、BTCさんにうまく案件を探していただいて、フルリモートで仕事をしながら、家族と家事分担をうまくやっています。土地柄、子供の通学にも車で送り迎えなどが必要ですが、すっかりライフスタイルに馴染んでいますね。
学生時代はどのようなことに打ち込んだのですか。
学生時代は姉の影響もあり、バレーボールをやっていました。高校時代は柔道です。自分自身、背は大きい方ではないので、バレーボールはきつかったですね。大学ではバスケットボールに触れ、現在も定期的に活動しています。
とても活発的だったのですね。なぜ情報系にご興味を持ったのでしょうか。
運動も活発的でしたが、学生時代はゲームも結構やっていて、ゲーム制作に興味がありました。チャレンジはしたものの、想像以上に難しく、その影響もあって情報系に進んでいきました。
今はゲーム開発もされているのですか。
はい、業務後や休日に時間があれば、ゲームやソフトウェアの制作をしています。
最近は将棋にもハマっていて元々、小さいころから触れてはいましたが、最近になって改めて真面目に取り組んでいますね。将棋って流れや段取りが重要で、そういったことを考えることが難しくもあるのですが、面白みも感じています。
最先端のIT技術を身につけ30歳目前で独立。技術トレンドを押さえ長年活躍し続ける。
フリーランスになるまでのキャリアについてお聞かせください。
大学卒業後、新卒で日立系のSIerに入社しました。元々茨城だったので、日立色が強く、大学からの推薦もあり就職しました。当初から長く勤めようという意識はあまりなく、まずは社会勉強を、という感じで入社しました。
入社後は、工場や研究所でシステム開発に従事して、社内公募制度を活用して東京のオフィスで働いていたこともあります。ただ業務は保守系の業務が多く、新しい技術に触れる機会は少なかったですね。そんな中、あるソフトウェア会社に勤めている著名な方のUMLに関する技術本をよく読んでおり、その会社に興味を抱きました。
その後、そちらの会社に転職し、エンジニアとして色々なことを学ばせてもらいました。
仕事の流れや業務的な知識は日立で学び、エンジニアとしての技術的な知識はその会社で学んだという感じです。
フリーランスという道を選択した理由についてお聞かせください。
ソフトウェア会社の現場で、フリーランスという方々との接点があり、その働き方を知りました。あとは、当時の技術的なキーマンが抜けていくなども相まって、自分も頃合いと思いフリーランスへ転身することにしました。フリーランスに転身したのは20代後半の頃でしたが、最初は3つくらいのエージェントの案件にエントリーして、BTCエージェントとのお付き合いが始まりました。
フリーランスに転身するときにビジョンはありましたか。
壮大なビジョンはなかったですが、これまであまり経験していなかったので漠然と金融系の仕事に触れてみたいという思いが強かったです。BTCさんとご一緒した最初の案件も金融系の案件だったと記憶しています。
現在は法人化もしています。フリーランスとして経験を積んでいく中で、単価も上がり、売上的にも法人化を選択した方が色々とメリットが大きいと思ったからです。
法人化していた方が、社会的信用度も大きく変わってくるという背景もありますからね。
MHさんはフリーランス歴15年以上ですが、長く活躍するコツなどがあれば教えてください。
フリーランスは即戦力としての活躍を求められるため、エンジニアとしての技術力やトレンドを身につける機会が限定的なイメージがあります。
大きく2つあって、1つは案件参画時に他のエンジニアとのコミュニケーションを大事にし、彼らから吸収することを心掛けています。もう1つは、ソフトウェアやゲームの制作をしている中で、無意識のうちに触れてキャッチアップできているのでは、と感じています。他にも参画する現場の中で学ぶことも心掛けていますね。
先ほどもお話した金融系の案件に参画した時には、世の中のお金の流れや、普段の生活の中では触れることのできない裏側を知ることができました。今後もフリーランスとしての活動は続けていくつもりです。その中で、プログラミング教室や自社開発・ゲーム制作はチャレンジしていきたいと考えています。
即戦力で活躍するなら外資・内資の経験をどちらも持つとよい。
BTCエージェントのいいところは何でしょうか?
案件を探したときのスピーディーな対応がいいですね。案件の質がいいのも感じています。
また、他のエージェントさんと比較して、コーディネータやアドバイザーの方のビジネススキルが高いな、ということも感じています。私自身がやりたいことや強みとしていることを説明しても意外と伝わらないエージェントさんって多いです。
今後、BTCエージェントに求めることは何でしょうか?
福利厚生的なサービスがあったりするといいかな、と思います。他のエージェントさんではあったりもするので。
その他には・・・ないかもしれません(笑)
最後に、これからフリーランスへの転身を考える方へのメッセージをお願いします。
世の中には色々な会社が存在しますし、個々の文化も存在します。フリーランスはその中で即戦力として適応していかなければならないので、参画する会社の文化を受け入れられないと継続していくことは難しいと感じます。
そのためには、外資・内資それぞれを会社員として経験した上でフリーランスへの転身をチャレンジするのがいいのかな、と思います。年齢的には30代くらいでしょうか。
外資では自分の意志を持つことが求められますし、逆に内資は決裁の流れや日本特有の商習慣を身につけることができると思います。会社勤めの経験が短いと、どうしてもビジネスの前提となる知識や文化への理解が薄くなってしまう印象があります。あとはコスト管理に対する意識も重要ですね。
無意識のうちに回っていることの裏側をちゃんと理解した上でフリーランスにならないと、結果的に自分自身の首を絞めてしまう結果になることには留意していただきたいです。
編集後記:BTCより
MHさんは、これまで長くフリーランスとして活躍されている方ですが、一つ一つの経験がちゃんとご自身の考えに基づいていて、すべての行動に裏付けがある方でした。無駄がないとか、効率的ということではなく、やわらかい雰囲気の中で、これまでの経験に裏付けされたしっかりとした落ち着いた方、という印象でした。そんな中で、ご自身のライフスタイルもしっかりとお持ちで、将棋など趣味にも精を出して人生を楽しまれている雰囲気があり、ご家族とも仲良くお過ごしになられている姿が印象的でした。
奥様との久しぶりの東京も満喫していただけたかと思いますし、これからもお会いできる機会は多くないかもしれませんが、アップデートされた情報を教えていただきたいと思います。