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チームに与えられた目標を達成するために、人材・資金・設備・物資・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する手法を 指します。
従来型の、「QCD」(品質・コスト・納期)の3つに着目したマネジメント手法と区別する際には特に「モダンプロジェクトマネジメ ント」と呼ばれています。
日本ではシステム構築やソフト開発のプロジェクトを効率的に管理する手法として紹介され、普及してきた経緯があり、IT分野のマネジメント手法だと思われがちですが、基本的にはあらゆるプロジェクトに応用可能な汎用的な手法を指します。
これまでプロジェクトの管理は企業のベテラン社員などが経験と勘を頼りに各々が独自に工夫して進めていましたが、モダンプロジェクトマネジメ ントはこうした属人的な要素に頼らないマネジメント手法を目指しており、代表例であるPMBOKなどいくつかの事例を以下にご紹介します。
プロジェクトマネジメントの遂行に必要な基本的な知識を汎用的な形で体系立てて整理したものであり、アメリカの非営利団体PMIが策定した、 モダンプロジェクトマネジメントの知識体系を指す。
PMBOKでは、プロジェクトを遂行する際に、スコープ、時間、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、統合管理の9つ の観点でマネジメントを行う必要があるとしている。
PMIではPMBOKに準拠した国際的な認定制度「PMP」(Project ManagementProfessional)を展開しており、日本でもPMP取得者が年々増加している。
プロジェクトマネジメントにおいて進捗状況の把握・管理を行う手法の一つで、作業の到達度・進捗状況を金銭的価値に置き換えて、数量的な進捗 管理を実施する方法。
概要としては WBSをベースに必要な工数を算出し正確な原価を測定 → コスト
で表現した計画を作成 → マイルストン毎の達成予定額を設 定 → 実行予算
と達成額とを比較し進捗状況を判断 となる。
また、アーンド・バリュー・マネジメントでは、BAC(Budget at Completion:プロジェクトの総予算)という評価基準を基に、EVM の基本となる 3 つの値である PV(Planed Value:実行予算) 、EV(Earned Value:達成額) 、AC(Actual Cost:実績コスト) を使用して、コストの超過やスケジュールの遅延を視覚的に分析する。
現在のコスト・スケジュール両面の進捗状況を統一的な尺度で把握することができ、また、ある時点での計画とのズレの大きさから、完成までの総 時間・総コストを予測することもできる。
システム運用の問題を解決するため、実際の効果のあったIT業務プロセスをフレームワークとしてまとめた書籍を指す。
日常的にユーザが必要な サービスを利用できるようサポートする「サービスサポート」と、サービスを高い投資効率で長期的に改善していく「サービスデリバリー」の2つ に分け、更に両者をそれぞれいくつかのプロセスに分割し、模範的な事例を示している。
注意点としてはITILそのものはガイドラインであるという点であり、ITILで書かれている管理手法に準拠しなければならないということではない。
あくまでもITILを参考にしつつ、実業務に沿うように管理方法を定めていく必要がある。