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独立・起業コラム

Column

求められる人材像

SEからITコンサルタントになるためのキャリアパスとしては、一般的には、SEとしてシステム開発(設計・開発・移行・テスト・保守運用など)の経験を積み、その後、要件定義・分析などの上流フェーズを経験してからITコンサルタントになるケースが多いと思います。

各ファーム求める経験が若干異なりますが、原則はITコンサルタントのポテンシャル採用でも、ある程度の上流工程の経験を求められる傾向があります。

第2新卒位の若年層の採用であれば、システム開発における基本設計以降の下流工程の経験のみでもポテンシャルを買われて採用に至るケースもあります。

SEとしての経験に限らずコンサルタントとして求められる人物像については以下が考えられます。

①心身ともに強靭であること。

単に“健康です”程度でなく、心身ともに非常にハードな状況に遭遇しても逃げずに立ち向かえるような心と体が求められます。

②どんなに大変でも「できない理由」を考えるのではなく「どのようにしてやりぬくか」を考え決してあきらめない人。
③向上心の高い人

常に自分を成長させることに努力できる人。成長を喜びと感じる人。

④自らモチベーションを高めることができる人

モチベーションは上司等が与えてくれるものと思っている方は、コンサルティングファームには向かない。

⑤やりたいことではなく、やらなければならない事をきちんとできる人。
⑥収入は成果を出すことで結果的についてくるということを理解できる人。

高給を求めて転職を重ねるジョブホッパーの方は難しい。

⑦コミュニケーション能力の高い人

「適切」な日本語で「自分の意思」を「正確」に伝えられる人。

また、これらはITコンサルタントに限らず、多くの企業が求める人物像でもあります。
現職でも、これを意識して業務を遂行すると良い結果につながると思います。

求められる資質

①プロフェッショナルマインド

コンサルタントには高い職業倫理感や強い責任感が要求されます。要求された仕事をこなすだけでなく、相手の期待を超えるような「付加価値」を常に生み出さなくてはなりません。その為には、常に自分自身の高い価値観と高い基準点を持ち、クライアントの成功に向け、心からプロジェクトに没頭出来るようでなくてはなりません。

②思考能力

論理的思考はコンサルタントの基本と言えます。ロジカルシンキング・ゼロベース思考・仮説思考等の思考方法を無くしては、コンサルタントとして生きてゆくのは難しいでしょう。

③対人関係

コンサルタントは常に人と関わる職業です。それはクライアントであったり、チームのメンバーであったりします。
プロジェクトが成功するか否かは、周囲の人間とどれだけ良好な関係を築けるかにあるといっても過言ではありません。
但し、ここで言う良好な関係とは、「仲が良い」という意味ではなく、「互いに信頼している」という意味です。
その為には、相手の意見を正しく理解し、かつ、自分の意見を正しく表現できる「コミュニケーション能力」自分とは違う考えを受け入れられる「素直さ」そして、相手をひきつけるような「人間的魅力」等が必要とされます。

④体力&精神力

多くの人が抱く華やかなイメージとは裏腹に、コンサルタントはつらい職業です。
クライアントの高い要望に応える過程で、時間的制約・人間関係等の様々な問題に直面します。
これらを解決し、プロジェクトを成功に導くには、肉体的にも精神的にもタフでなくてはなりません。

ITコンサルタントは、各プロジェクトにおいてリーダー的な役割を担います。
そのため、各分野のIT技術職に対する知識の他、問題解決に必要な論理的思考力、多数の技術者をまとめることのできる協調性が求められます。
多数のクライアントと交渉を行うことから、体力・忍耐力はもちろん、対外的なプレゼン能力や案件を同時進行する能力も必要です。
また、ITコンサルタントには高いITスキルのみならず、現状に甘んじることなく、常に問題解決に向けて挑戦を続ける姿勢が求められます。

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