無料

コンサル登録はこちら

独立・起業コラム

Column

フリーランス・個人事業主のメリット、デメリット

多くの人が、自宅で仕事ができる自由さや自分で選択した仕事ができることに惹かれて、自分で事業を立ち上げたり、フリーランスになります。
もし、在宅勤務が最大の動機なのであれば、フリーになるよりもまず、上司を説得して遠隔業務を許可してもらい、自宅で働くことのデメリットについて理解しておく方が良いでしょう。

フリーランスや自営業には、自宅で働けるというメリットはありますが、他に考慮すべきデメリットもたくさんあります。
以下に挙げるのは、フリーになる前に考慮しておくべき、大事な点です。

会社や上司が守ってくれないため、責任感が必要

そういう意味では性格よっては会社勤めよりもフリーランスの方が合っている方もいると思います。
ただフリーランスの場合、会社員とは違い守ってくれる上司や会社があるわけではありませんので、責任は直結して自分に降りかかります。
確かに自分のペースで仕事が出来る部分があってそういう点については良いのですが、やはり「自分自身で仕事をしている」という責任感はより必要になってきます。
そして仕事の善し悪しがそのまま自分自身の評判や評価に繋がりますので、会社員時代とはまた違う緊張感や責任感が必要な事があるのは間違いありません。

エンジニアでもコンサルタントでも営業の能力が必要

また会社員とは違い、仕事は基本的に自分で取ってくるものなので、自分自身が営業マンである必要もあり、自身の能力を売りにしながらも営業能力もある程度は必要になります。
総合的に考えてみるとフリーランスの場合は色々な職種を経験した人の方がより能力を発揮出来る場合もあるのかもしれません。

個人事業主となり、本格的に経営して行く立場になれば、さらに必要とされる能力は増え、より見識のある人間に成長する必要があると思います。
エンジニアであってもコンサルタントであっても職種柄、基本的には一生涯学習がモットーですが、他業種でもフリーランスとして活躍する場合は、より一層に学ぶことに貪欲になる必要があると思います。

苦手な分野でも積極的に学ぶ必要がある。

社内では自分が苦手な仕事を人に任せ、自分が得意な仕事を自分が行う、という分業がある程度可能ですが、フリーランスになると基本的には自分で問題解決する必要に迫られる事が多いのを実感するはずです。
もちろん自分の苦手な仕事を別に委託するという事も可能ですが、立場によっては難しく場合によっては周囲からの評価が減るだけでなく、自分自身の仕事の幅が狭まってしまい、結果、他のフリーランスの方に仕事を取られ失ってしまう事にもなりかねません。
フリーランスとして働く場合は自分の苦手な分野でも積極的に学んで行き、世の中のトレンドを見極めてよりビジネスとして質の高いものを取捨選択して行く必要があるのではないかと考えられます。

収入は会社員時代より増えるが、安定するまでは大変。

収入についてはある程度クライアントの継続した依頼が来るようになってからは、会社員時代より増えるのは確かです。
しかしそこまで安定するまでが大変なのも事実で、最初は自分自身で営業して廻って仕事をもらい格安で受注していた期間も必要かもしれません。

大変な時期は会社員の方が良いと思う時期もあるかもしれませんが、実際にそういう努力をする必要が無い会社員の方が良い面も多いと思います。
でも、前述のように、実績を積んでクライアントの信頼を得て、継続した仕事依頼が来るようになってからは、会社員時代とはまた違った「仕事をしている」という充実感や報酬が得られるのもフリーランスの素晴らしい所だと思います。
収入の面においてもある程度の信頼を得て固定されたクライアントが付きだしてからは、仕事をすればするほど直接自分の収入になりますので、やはり安定してからの収入は会社員時代よりずっと多くなるはずです。

フリーランスは「不安感」が最大のデメリット

会社員ならば、かなりの額の退職金・年金が保証されていると思いますが、やはり一番のメリットは常に会社から守られているという安心感だと思います。
病気・怪我でしばらく仕事が出来なくなったり、仕事が取れなくなる可能性がある心配がやはりフリーランスよりぐっと少ないと思いますし、会社員の場合はやはり守られているという安心感があるだけでもかなり大きなメリットだと思います。
会社員とフリーランスのどちらが優れているという事ではなく、やはりそれぞれに合った仕事選びをする必要があるのだと考えられます。
人それぞれのメリットデメリットを考えて選択していく必要があると思います。

独立・起業コラム一覧へ戻る
10秒で完了