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コンサルティング業界コラム

Column

コンサルタントの日常

1日のスケジュール

クライアントオフィスにて
  • ■9:00 出社、メールチェック
  • ■10:00 会議提出資料のレビュー、チームメンバーへ作業指示
  • ■11:00 社内事例、業界、動向調査、提案資料作成
  • ■12:00
  • ■13:00 Lunch on Meeting
社内オフィスにて
  • ■14:00 社内事務作業 作業進捗、予算、品質管理レポート作成、上司への報告資料作成
  • ■15:00
  • ■16:00 プロジェクト担当パートナーと打ち合わせ
  • ■17:00 グループシニアマネージャと打ち合わせ
都内にて
  • ■18:00 キャリアカウンセリング
  • ■19:00
クライアントオフィスにて
  • ■20:00 会議提出資料のレビュー、チーム内ディスカッション
  • ■24:00
  • ■25:00 帰宅

コンサルタントの日常

  • ■6:00 起床

子供が起き始めてくるため、不足している睡眠時間を確保しようと抵抗するが結局目が覚めて起床。


  • ■9:00 出社、メールチェック

前日夜の帰宅時と朝の出社前、自宅にてWebメールへアクセスし、目を通すようにしているが、出社した朝一番に必ずメールチェックで行う。
クライアントからの依頼やクレームがあった場合、帰宅後でもすぐに対処するためと、問題が発生の翌日に早急な対応が必要となった場合、 そのシミュレーションを行うために習慣付けている。
昨晩、帰宅途中にチームメンバーから連絡があり、事前送付の資料について一部、追加の依頼があり、急ぎプロジェクトルームに戻って対応しました。
出社前にメールチェックをしたところ、OKがでていました。


  • ■10:00 会議提出資料のレビュー、チームメンバーへの作業指示

プロジェクトメンバーがそろう。
担当しているプロジェクトは、私を含めてチームメンバー6名。
案件に対しスキル・経験的にマッチする人材を社内で探したところ、結果としてこの体制となる。
私が忙しく作業を始めていても、レビュー依頼や相談事が容赦なく矢継ぎ早に舞い込んできます。
クライアントとの会議日程が 近づくにつれ、チームメンバーの表情が鬼気迫るものになってきます。
これまでの会議やヒアリング、受領資料を基に、「クライアントが何を求めているのか」「それ に対するわれわれの解とその根拠は」について議論を続け、徹底的に掘り下げます。
そして毎日恒例の夜のレビューに向け、より深い検討が必要な個所や修正事項について指示を出す。
先ほどチームメンバーが持ってきたのは明日予定の定例会に向けて、前方フェイズで抽出した課題に対する解決案でした。
内容を見てみると表面的な事象にのみに見受けられ、本質的な対策になっていない印象。
チームメンバーに対してていねいに伝えたことの趣旨は、「われわれが単なる評論家に陥らないために、考えておかなければならないことは何なのか?」ということでした。


  • ■13:00 Lunch-On Meeting

この日はランチミーティングを開催しました。
さまざまなプロジェクトからメンバーを募り、ITコンサルタントとして実現したいことについて、自由な発想で意見を交わします。
1人1人は、自らの能力・経験に裏付けられた価値創造への強烈な欲求に支えられ、時に過酷ともいえる日常を送っています。
その熱い思いを最大限に盛り上げ、そこから発せられるアイデアについて議論を繰り返すことで、実現可能性の高い提案が生まれるものと考えます。


  • ■14:00 社内事務作業

いったん、クライアント先のプロジェクトルームを離れます。
プロジェクト管理者として、定期的にまた必要に応じ、プロジェクトの進捗状況、品質管理の状況や今後の運営上のリスクについて社内報告を行うためです。
プロジェクトの新規立ち上げに際しては、スケジュールや人員計画、財務計画などの資料を入念に準備したうえで、本部長やアジア地域の責任者による承認を得ることが求められます。


  • ■16:00 プロジェクト担当パートナーとの打ち合わせ

パートナーと呼ばれる会社の上司との、プロジェクトの全般的な状況に関するディスカッションを行う。
用意した報告資料 の確認はそこそこに、パートナーからほかの類似プロジェクトでの教訓や具体的なアセットなどを参考に、
今後のプロジェクト運営における留意点やアドバイスを受ける。必要であれば、知見のある人を紹介してもらえるというケースもあります。


  • ■17:00 シニア・マネジャーと打ち合わせ

引き続き、今回のプロジェクトに関係の深い社内のシニア・マネジャーとの打ち合わせを行う。
以前、別のプロジェクトで一緒に仕事をしたことがあり、今回の案件について相談を持ち掛けたところ、多忙にもかかわらず快く時間を割いてくれた。
困ったことがあるときは、喜んで互いに知見を共有しあうという環境をうれしく思う。


  • ■18:00 キャリア・カウンセリング

プロジェクトルームに戻る前に、自分のグループに所属する若いITコンサルタントたちと、今後のキャリア構築について意見交換を行う。
マネジャー以上の職位にある者がカウンセラーとなって、プロジェ クトとは直接かかわりのないITコンサルタントを複数名担当し、悩みや希望を聞き、アドバイスをし、共に考える機会を持つ制度がある。

この日は、中途で入社したばかりで、今後どのように社内でキャリアを構築したらいいか考えているFさん入社3年が経ちそろそろITコンサルタントとしてのコアスキルを伸ばしたいと希望するOさんとの個別面談を行いました。
直接プロジェクトでかかわっているわけではないので、しばらく会う機会がない。
メールで連絡を取り合っていても、本人の心境はそれだけで推し量れるものではない。
そのため、実際に本人たちの顔を見るまで少し心配でしたが、今日は前向きに仕事に取り組んでいる様子が確認でき、有意義なディスカッションをすることができた。


  • ■20:00 会議提出資料のレビュー、チーム内ディスカッション

クライアントのプロジェクトルームに戻ってくる。
チームメンバーはギンギンに冴え渡った様子でPCに向かっており「待っていました!」とばかりに、この時間から大レビュー大会が始まる。
毎日恒例の「夜の レビュー」が行われ、論点は「全体最適」です。システム運用の標準化を目指すに当たり、これまでこまごまと課題を抽出し、それらに対する施策を打ち出す検討を行ってきた。
しかし、バラバラに施策を適用しても、運用業務全体として意味のある効果をもたらすことができなければなりません。

クライアントは何を求めているのか。
これまで表現されてきたことの本当の意味を問い直し、真に向かうべき方向性を見いだしたうえで、それと合致する効果を見込める施策とするべく、議論が続きます。
クライアント視点といっても、情報の断片を拾い上げ、さまざまな切り口から知恵を集約し、その繰り返しの果てにたどり着く結論ではないか。
そんなことを考えながら、今日も夜は更けていきます。


  • ■25:00 帰宅

遅くなっても妻は帰宅を待ってくれている。部屋には、娘が眠っているのが見えます。

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